TFCC損傷 (三角線維軟骨複合体損傷)とは?
手関節の尺側側(くるぶし側)に存在する軟部組織で、三角線維軟骨(英: triangular fibrocartilage、TFC、Disc Proper )とその周囲の靱帯構造からなる線維軟骨-靱帯複合体である三角線維軟骨複合体の損傷のことである。
出典:ウィキペディア
施術するにあたって
施術
TFCC損傷の施術には安静、消炎鎮痛剤投与、サポーター固定、ギプス固定などの保存療法と手術療法があります。特にサポーター固定は有効で、われわれが開発したサポーター(リストケアプロ®)ではほぼ70%の有効率を認めています。3ヵ月以上保存療法を行っても症状が改善しない例は手術療法を考慮します。
手術療法には鏡視下TFCC部分切除術、尺骨短縮術が一般的に行われています。また、最近ではTFCCの縫合手術や再建手術)の試みもなされています。TFCC損傷陳旧例でDRUJの損傷が著しい場合には最終手術(サルベージ手術)であるSauvé-Kapandji(関節固定)手術が適応となります。
出典:慶應義塾大学病院
慶應義塾大学病院での施術はサポーター固定し3ヶ月以上保存療法を行っても改善しない場合は手術を行うとあります。
愛媛県から来院した野球少年のTFCC損傷の施術の話
今回は7月の中旬からお問い合わせを頂いていてやっと予定がついてご来院された野球少年のTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)の施術を例にお話します。
彼は現在愛媛県の高校に通う1年生。
1年前から手首に違和感があり整形外科でTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)と診断を受ける。
2週間休むと改善するといわれ保存療法を行うようにいわれ休んでいたが改善しないため騙し騙し野球を続ける。
高校1年になりこの4月ぐらいから痛みが増し、7月中旬には非常に痛い状態に1年生でベンチに入らせてもらっていたこともあり我慢して野球を続けたがとうとうバットもまともに振れないような状況になりベンチから外される。
発症から1年は経っている状態。
TFCC損傷の検査と施術
掌屈、背屈、橈屈、尺屈の検査で橈屈以外にはすべて痛みがある。
この検査はまずバットが振れる振れないといったものではなく、日常の生活に支障が出ているレベル。
手をついて体重をかけることも出来ない状態。
当院ではこのような症状に非常に効果の高い施術器により施術を行います。
時間にして1時間半はかかりましたが、検査の時に痛かった手首の掌屈、背屈、尺屈での痛みはすべて無くなり、手をついても痛くない状態。
外に出てバットを振ってもらっても全く痛くない状態に改善しました。
まとめ
ここまで痛くて、整形外科でTFCC損傷と診断を受けた場合果たして保存療法で改善するのだろうか?
来院されたご家族は最悪手術も考えていたとおっしゃっていました。
今回は1回の施術で改善しましたが、そうでない場合もあります。
ただ同じような施術器の中でも最強に結果の出せると感じておりますので、是非同じような症状でお悩みの場合は当院にご相談くださいませ。
関東ではなる.施術院でこの施術を受けることが出来ます。