血管・脊椎系の病気で起こる腰痛のまとめ
内科的疾患とは内臓の病気という意味です。
血管・脊椎系の病気の中には、腰に痛みが出るものが症状にあります。
腰とは関係ないところでの障害が原因で腰痛になるのにはその周辺に発生した痛みが腰にまで響く放散痛や他の部位の痛みを別の部位の痛みと脳が勘違する関連痛とがあるためです。
内科的疾患は専門的な検査を受けなければ判断できないものがありますので、整体では改善しないものがあります。
内蔵疾患による腰痛の特徴例
- 安静時に痛む。どの姿勢をとっても痛みが楽にならない
- 夜間、就寝中でも痛みで目が覚める
- 腰痛とは他に発熱、悪寒、吐き気・嘔吐、だるさ、腹痛、排尿や排便の異常といったものがある
- 1週間以上たっても痛みが全く軽くならない。もしくは徐々に痛みがひどくなる
- 食事を取ると痛みが発生したり強まったりする(空腹時や食後に痛みが酷くなるなど)
- 排便や排尿の障害が見られる(排尿時の痛みや血尿など)
腰痛を引き起こす内臓系の病気(血管系)
腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)
腹部の大動脈の一部が膨らみ、瘤(こぶ)のようになる病気
【主な症状・特徴】
- 症状がないことが多く、検査で偶然発見される場合が多い。瘤が大きくなって周りの臓器を圧迫するようになると、腰痛や腹痛、圧迫感などの症状があらわれる。
- また腰から背中にかけての痛み。
【主な原因】
- その原因の90%以上は動脈硬。その他に感染症、炎症を引き起こす病気、ケガ、先天性(生まれつき)の病気などが原因として知られています。動脈硬化の主な原因は、「コレステロール値や中性脂肪値が高い」、「糖尿病、高血圧、高脂血症」、「運動不足」、「ストレス」、「肥満」、「喫煙」、「加齢」など
腰痛を引き起こす内臓系の病気(脊椎系)
化膿性脊椎炎(かのうせいせきついえん)
脊椎に細菌が侵入して炎症を起こし膿がたまる病気。
【主な症状・特徴】
- 腰や背中の突然の激痛
- 動かず安静にしていても痛み、患部をたたくと非常に痛む
- 悪寒、熱が出る
【主な原因】
- 病気などで化膿した部分の細菌が血管を通じて感染する
- 膀胱炎などの泌尿器や生殖器系の病気で生じた炎症が血管を通じて広がる
脊椎カリエス(結核性脊椎炎)
肺からの結核菌(けっかくきん)が血行性に運ばれて発症する結核性脊椎炎です
【主な症状・特徴】
- 微熱、全身倦怠感
- 腰背部痛、腰痛、脊柱の硬直などがみられます。
- 患部を押したり叩いた時にも痛む
- 体がだるく疲れやすい、食欲不振
【主な原因】
- 結核菌の感染(周囲の結核患者や、過去に感染した結核の残存菌から感染)
脊髄腫瘍・脊椎腫瘍
脊髄(中枢神経)や脊椎(背骨)やにできる、良性または悪性の腫瘍
【主な症状・特徴】
- 腰や背中に鈍い痛みが続く
- 安静時に痛み、患部を押したり叩いた時にも痛む
【主な原因】
- 悪性腫瘍(がん)の場合、他の臓器からの転移がほとんど。
まとめ
今回は血管・脊椎系の内臓疾患からくる腰痛についてまとめました。
今回は、早く施術しないと命取りになるケースも有りますので、
内臓疾患からくる腰痛の特徴に当てはまる場合は病院での検査をおすすめします。
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