香川県高松市から来られた20年来の腰痛患者様
ずっと軽いぎっくり腰のような状態が続いている
腰痛の症状は重くなったり軽くなったりと変化はあるものの軽いぎっくり腰のような状態がつづいている。
なにかのはずみでぎっくり腰になることが1年に1回は毎年起きているとのこと。
職業は電気設備関係・
私の知人にも電気関係の配線、取り付けなどの工事を受け持っている友人がいるが彼と同じ状態。
常に不安定なバランス
ご存知でしょうか?電気関係のお仕事をされている方の腰には数キロの道具がぶら下がっています。
右にぶら下げているのは、インパクトドライバー(電動ドライバー)
左右の腰にぶら下げている物の重さは異なります。
まっすぐ立つには腰にぶら下げた重さを考慮してどちらかに傾かなければまっすぐ立てません。
右が重ければ左に体重をかけてバランスをとります。
上半身の体重は仙腸関節にすべてかかります
仙骨と腸骨は垂直な面で強靭な靭帯で付いていますが、たとえば片足でジャンプして着地した場合、片側の仙腸関節にすべての上半身の体重がかかるということになります。
この仙腸関節が骨盤のゆがみで離解するようになれば、立つことは出来ないでしょう。
仙腸関節に障害をもっておられる方が、片足で靴下を履く時くしゃみをするような事があれば、ぎっくり腰になるでしょう。
話は、電気設備の方に戻りますが、重たいものを持って、脚立を登り降りするこの仕事は、非常に仙腸関節に負担がかかることがわかります。
骨盤が歪んだ状態をそのままにすることで、ぎっくり腰状態が続く=仙腸関節の障害が続いている事がわかります。
さらにこのように重たいインパクトドライバーを肩より高いところで使用時間が長く、腕の緊張、肩の緊張、胸まわりの負担はかなりなものとなります。
電気関係の仕事に限ったことではありませんが、職業柄かなりつらい体勢を強いられるものが身体の不調の原因であることが多いです。
椎間板ヘルニアと診断されていた
しかし椎間板ヘルニアは関係無かった。
この方の骨盤の歪みを但し、当院独自の腰痛テクニックでかなりの腰痛の痛みの改善はできました。
宿題をお出しし、道具のメンテナンス同様自分の身体のメンテナンスも定期的にお願いして終了。
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