成長痛で両膝にひどい痛みでしゃがむ事が出来ない
オスグッドで両膝に痛みがある少年が来院。
柔道をしているそうですが、3年前から少しずつ痛くなりとうとう膝を曲げてしゃがむ事が出来なくなった。
膝のお皿の下辺り。
成長期におこる膝の痛みでオスグッドと呼ばれています。
通常整形外科では、レントゲンやMRIをとり、「成長痛」という診断名をもらいスポーツは控えて湿布をはるなりしてくださいという指示。
自然に痛みがなくなるまでスポーツはないでね!と言われます。
今回のケースも同じナノですが、我慢してスポーツする頑張り屋さんが多いのが現状でなかなか完治に至らないケースも多いです。
この子の場合、身体が固くその他の足首や靭帯もあわせて損傷していく負の連鎖が起こることも多いです。
筋肉が硬い
成長痛になるお子さんに共通しているのが筋肉の硬さです。
筋肉は柔軟で伸びたり縮んだりとすることが出来ますが、腹部もそうですが足のいたるところが、押すと痛みを出すくらい硬いのです。
本来筋肉は押しても痛くない=押して痛いは異常なのです。
この緊張してこわばった筋肉は収縮していますが、この収縮した筋肉は骨格をも歪ませてしまう力を持っています。
当院の施術器で簡単に治ると思っていた
当院には特殊な電流施術器があり、以前もオスグッドの痛みを施術してきました。1年前から痛い成長痛が1回の施術で改善したこともあり今回も同じ様に考えていました。
1年前から痛みのあるオスグッドが、それぞれ1回の施術で改善 テニス少年
しかしそうは簡単ではなかった(汗
もちろん症状は個人差があり症状の程度も異なる
でもなんとかなると思っていたのですが、なかなか大きな変化がみられませんでした。
新人戦の大会を1週間後に控えておられると聞き、なんとかしなければという気持ちとなかなか施術効果が上がらない事にヤキモキしながら施術を続けました。
治って頑張りたいという気持ちが伝わる
施術には不可欠な本人が治りたいという気持ちコレがシャイな子でしたが伝わって来ました。
施術では患部を温めながら電気施術を行いましたが、温め始めた次の日から事前に自分でカイロを張り膝をあたためて来院してくれました。こちらは指示をしていないんですが。
この1週間は、施術効果を上げるため練習も体育も休んでもらい、通学時の自転車も痛みがあったことから送り迎えもしていただき、また自宅でのストレッチも毎日がんばったそうです。
今までは施術している時も練習をしてしまってなかなか治らないのが続いていたらしいのですが、今回は練習も膝に全く負担がかからないようなメニューに変え、膝の施術に専念してくれました。
柔道好きなので、練習しないというのが今までは考えられないそうです。
少しでもいい状態になってもらいたい
施術もほぼ毎日行い、7回行いました。
最初はしゃがむことも出来なかったけどしゃがむ事も出来るようになり
施術最終日には10痛い痛みが1程度まで軽減しました!
ウチのショコラとパチリ!
追伸
試合の当日、朝LINEがきまして
「お風呂で温まってストレッチして勝つサンド食べて試合頑張って来ます!」と
寒い朝 私がゴルフに行くときは朝一で風呂に入って温まってからストレッチして打ちっぱなしに行ってから本番を迎えるという話を覚えていたらしく、早速実行していました!
少しは足の痛みものこっているだろし、9月中頃から痛くてまともに練習も出来ていないだろうし、でも精一杯がんばってくれたいいなと思っていました。
今日試合が終わってLINEで連絡ありました。
なんと優勝!!
彼から「井上先生にええ報告がしたかったから嬉しいです!出会っていなかったら絶対に勝ててなかったです!これからもストレッチとかちゃんとして頑張ります!」
彼自身が優勝するにあたって私が少しでも施術で携われたことを光栄に思います。
本当に嬉しくて泣けてきます(T_T)